『窮鼠はチーズの夢を見る・完全版(仮)』の発売と、<修正版>への全シリーズ移行のお知らせ

窮鼠シリーズ

本日発売の『月刊フラワーズ』3月号にて、窮鼠シリーズの番外編読み切り「ハミングバード・ラプソディ」が掲載されています。カラー付き31ページです。今ヶ瀬少年の思春期のちょっとしたおはなし。と、俎上ラストの少し後くらいの頃の様子もちょこっと。
窮鼠ワールドは完結から11年経ってるので当時の絵柄と今の絵柄とは全然違うし、どう描くか…と悩みながら、頑張ってコミックスを見ながら、髪型とか確認しながら、今の絵柄になんとか落とし込んで描きました!
お楽しみいただければ嬉しいです。
映画「窮鼠はチーズの夢を見る」(6月5日よりTOHOシネマズ系にて全国公開)の最新情報や新たに公開になるショットも掲載されていますので、ぜひご覧くださいませ。

::フラワーズ公式サイト::もご参照ください。

そして、今回映画化される内容「窮鼠はチーズの夢を見る」「俎上の鯉は2度跳ねる」を1冊にまとめた、ぶあつーい「窮鼠はチーズの夢を見る/完全版(仮)」が発売されることになりました。
こちらは4月10日頃発売の予定です。

カラーイラストも収録されるスペシャル版ですので、ぜひお手にとっていただければと思います。

そして、ここからは、上記の完全版(仮)も含め、コミックスについての大事なお知らせになります。

「窮鼠はチーズの夢を見る」「俎上の鯉は2度跳ねる」は、2004年に『Nighty Judy』(現在休刊)という、年齢層の高めなレディースコミック誌の、「大人のエロス特集」という企画で始まったシリーズでした。そのため、大人な年齢層に向けた性的な描写をしっかり入れるよう編集部からの指示があり、そういった描写を含む作品となっておりました。

ですが、それから16年経過し、様々な背景が変化しました。さらに映画化されることもあって状況は大きく変わりました。
当初想定されていたよりもずっと若い年齢層の読者さんが購入してくださる可能性もあり、映画がR15指定のため、映画を見られない年齢の方が、そのかわりにコミックスを手に取ってくださるというケースも想定されます。

そのため先日、小学館さんの判断により、『窮鼠はチーズの夢を見る』『俎上の鯉は2度跳ねる』の2冊に含まれる全シリーズに対し、多数の箇所にわたって、絵やセリフの加工・修正・削除といった措置がなされました。

今月号のフラワーズに再掲載されているシリーズ第1話「キッシング・グーラミー」も、<修正版>の掲載となっております。

※具体的な修正内容については、こちらに記しました

今後も「窮鼠はチーズの夢を見る」「俎上の鯉は2度跳ねる」は販売されますが、本日(2020年1月28日)より電子書籍版は、<修正版>に切り替わりました。
そして、今後増刷される紙の単行本もすべて、<修正版>に切り替わります。

また、4月10日に発売予定の「窮鼠はチーズの夢を見る/完全版(仮)」も、<修正版>を収録したものとなります。

これまで販売されていたもの(<オリジナル版>とここでは呼びます)は、現在書店さん等に流通している紙の単行本が最後となり、電子版・紙の単行本、どちらも今後 <オリジナル版>が販売されることはもうありません。

装丁などに変更はないため、カバーを見ただけでは<修正版>なのか<オリジナル版>なのかは区別がつかず、読者さんがどちらか好きな方を選んで購入するということができません。大変申し訳ありません。
1月28日現在、書店さんにある紙のコミックスは確実に<オリジナル版>なのですが、今後増刷されるものは<修正版>となるため、外見からは区別がつかない形で混じってしまうことが想定されます。


※その後協議され、修正後の単行本についてはタイトルに「リブートエディション」と付け加えられ、書き下ろし前後編込みで新しい本として出し直されることとなりました。

コチラのエントリにて詳細をお伝えしております。

 

ストーリー自体に影響のあるような改訂ではありませんが、ちょっとした描写やセリフにも愛着を持ってくださっていた読者さんもいらっしゃったと思います。心苦しいですが、ご理解いただければと思います。

これまで長年お読みいただいた<オリジナル版>は、 今回をもって終売となります。何卒ご承知ください。
すでにお手元にお持ちの方には、長く大切にしていただけたら嬉しいです。

今後とも、恭一と今ヶ瀬をどうぞ宜しくお願いします!

1/29のブログで、この件について詳細を追記いたしました※

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